糸形状から自動化がされにくく手間と時間の掛かる職人技が光る特殊加工に強みのある染色です。
綛染色の最大の特徴である糸の嵩高性・風合いを生かした染色であり、手編糸・刺繍糸等の工芸用素材は風合いよく仕上げる事が出来ます。
これは高バルキー糸(アクリル綿混・アクリルWOOL混等の複合素材)の風合い等についても同じことが言えます。

国内・海外の多種多様な原糸が入荷します。

協力工場を経て生地糸から綛形状に巻き上げ、ここから染色が始まります。

綛(別名:ハンク)は、糸形状から扱いが難しく熟練した職人により丁寧に扱われ目的に合わせた染色機により加工されます。

あらゆる綛状繊維に適応できる汎用性の高い染色機で、均染性に優れ風合いを重視した高級品やアクリル・アクリル混等のバルキー糸の染色に適しています。

精錬・漂白にて不純物を除去します。

詰込式染色機で綛の詰め外しに手間と時間がかかる反面、マーセライズ加工糸等を建染染料(別名:スレン染料)により染色可能にします。

使用用途: 綿テーブルクロスや刺繍糸等の高堅牢度品

原綿・紡績等の油分や汚れを洗浄し充分な漂白を行います。
(亜塩素漂白が可能です)

神戸新聞WEB_NEWS
『強みを磨け』

2005年6月7日、神戸新聞経済紙面に当社刺繍糸染色の記事が紹介されました。

シフターを左右回転させながら素材に適した処方で染色していきます
染色後は、ユーザー希望の加工や仕上げを行います。

詰込式キャリアにハンクを詰込み染色機に装填し染料・薬品を入れ還元状態で染色を行います。
(実際の染色中は還元状態の為蓋は閉じています)

染色後は酸化させる事で発色させ染色が完了します。

真っ白に漂白された糸

懸垂式乾燥機を使い約2時間程かけ風合い良くしあげます。
製品の外観チェックをベテラン検査員が行います。
(染斑・汚れ・糸切れ等)

染加工後の製品。
配送センターから出荷されます。